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放射線の誤解

私は原子力発電は専門から外れますが、
放射線作業従事者として、普段から放射線が出る環境で仕事をしているので、
放射線量などに関する知識は、一般の人に比べるとあると思います。

福島第一原発からの放射線に関して、
いろいろな情報が出ていますが、中には正しくないと思われたり、
意味を穿違えて報道されていたりしていると感じるので、私なりの現状をまとめてみます。


<<放射線に対する一般論>>

自然界では宇宙線といって、宇宙から降り注ぐ放射線や、
身の周りの物質から放射される放射線などで、
何もしないでも私たちは毎時約0.05μSv程度の放射線を受けています。

また、自然放射線の量は場所場所で違っていて、
東京だと大理石の建物が多い銀座などは比較的高く毎時約0.15μSv程度です。
銀座に居るから、癌になる確率が上がったなどという話は聞きませんよね。

私の職場では、放射線作業には、安全のため、
国の定める放射線量の1/10程度を許容値としています。
放射線管理従事者以外の人も入れる一般区域の許容放射線量は毎時0.2μSvです。
これは自然放射能レベルの数倍程度の強さです。
一方、1Svの放射線を浴びた時に、癌が発症する確率は1000人に1人以下です。
避けられるなら避けた方が良いが、1Sv浴びたからといって癌になる確率は非常に低いのです。
つまり、私の職場の一般区域で、500年以上生活していても健康被害は出ません。

また、放射線作業従事者が立ち入れる管理区域では毎時20μSvの規定があります。
業務時間(週40時間)に、この毎時20μSvという値を常に浴びつ続けたとしても、
約25年浴び続けないと、健康被害に至る積算で1Sv程度の被曝には当たりません。
勿論、私たちは常に許容値の上限の放射線を浴びている訳ではないので、
100年以上働かないと、康被害に至る積算で1Sv程度の被曝に達しないのが一般的です。
 (ここは家族へ私の職場環境は問題ないよという説明です。)


今回の福島第一原発の事故で、我々の体に影響がある可能性があるのは、

 仝胸厦Гら直接とんでくる放射線
 空間に漂う放射性物質
 0料水から摂取される放射性物質
 た品から摂取される放射性物質

だと思います。これらを一つ一つ考えていきます。


仝胸厦Гら直接とんでくる放射線

原子炉付近で検出されたプルトニウムなどからの影響が、これに当たります。

原子炉から直接くる放射線は、距離の2乗に反比例して小さくなるので、
仮に、原子炉から50m程度離れているところで100mSvの放射線量が観測されても
(非現実的な位、かなり大きく見積もっています)、
私の住んでいる茨城県南部では、約0.01μSv以下にしかなりません。
これは自然放射能以下のレベルで、全く問題にならないレベルです。

プルトニウムが発見されたということは、
炉心が溶けていた可能性を示唆するものですが、外部の生活地域への影響とは別問題です。
逆に、炉心の一部が溶けても、これまでの放射線レベルで収まっているという意味では、
原子炉で直接復旧作業にあたる人は別にして、周辺住民には悪くない情報だと思います。


空間に漂う放射性物質

これは話題になっているセシウム(Cs-137)とかヨウ素(I-131)とかで、
,忙ているのですが、△両豺腓亙射線は原子炉から出るのではなく、
セシウムやヨウ素などの浮遊物質から放射線が放射されます。

しかし、これに関しても、風向きなどで、ところどころ纏まって漂うこともありますが、
大抵のところでは、ある瞬間では、放射性物質の影響が大きくても、暫くすると小さくなり、
平均すると、放射性物質の密度は、基本的に距離の2乗に反比例して小さくなります。
そして、人体に関する影響は最大値ではなく、積算量で決まるので、平均値が重要になります

私の住んでいる茨城県南部では、今のところ、 ↓△魎泙瓩振中からの放射線のレベルは
平均で自然放射能と同等の値で、人体には全く問題にならないレベルです。
 …というか、このレベルで人体に影響が出るなら、自然放射能で人類が滅んでしまいます。

また、原発から20km離れたところでの放射線量は、毎時20μSv以下です。
私たち放射線作業従事者が普通に作業できるレベルで、健康には全く支障がありません。
また、我々の仕事と違って、その近くに極端に強い放射線源など無いので、
専門的な知識が無くても、充分作業することが可能です。

放射線を恐れて、福島県内ではボランティア不足になっているという話を聞きますが、
放射線のことを心配する必要は全くありません。


0料水から摂取される放射性物質

現在の日本の暫定基準値は、
セシウム(Cs-137)が200Bq/Lで、ヨウ素(I-131)が300Bq/Lです。

今話題になっているのは、このうち、ヨウ素(I-131)ですが、
放射線レベル300Bq/Lのヨウ素を含んだ水を2L飲んだ時の放射線相当量は約10μSvです。
健康被害に至る積算で1Sv程度の被曝に相当するには、一日2L飲み続けて140年かかります。
乳児に関して、大人よりも体が小さく影響が大きいため、更に低い100Bq/Lとしています。

繰り返しますが、今言われている基準値は、
生涯飲み続けるとどうなるかといったレベルの話で、
基準を超えた水を1年10年飲み続けれも殆ど影響がありません


しかも積算で効いてくるので、瞬間最大値として、
数日だけ100Bq/Lを超えた水を乳児が飲んだとしても全くといっていいほど影響はありません。
まして、放射線レベルが100Bq/Lと90Bq/Lの違いなど、何の意味もありません。

なのに、都は100Bq/Lを少しだけ超えると、乳児のいる家庭に水を配るなどの対応をしています。
そして、100Bq/Lを少しだけ下回ったら、安全になったと豪語します。
これは不安をあおるだけのことです。

また、IAEAの定める原子力危機の際の運用上の介入レベルは、更に10倍高いレベルです。
一生涯このレベルが続く訳ではないことを考慮すれば、
瞬間最大値としては、これで充分なレベルだと思います。

今の関東圏の水道水は、この放射線レベルが一生続かない限り本当に安全なレベルです。
こんな無駄なミネラルウォーターの使い方をするならば、
被災地で有効に使って貰うべきだと思います。


た品から摂取される放射性物質

現在の日本の暫定基準値は、
セシウム(Cs-137)が500Bq/kgで、ヨウ素(I-131)が2000Bq/kgです。
幾つかの農作物が、この基準を超えて出荷停止になっていますが、
原発に近いホンの一部の地域でとれた野菜以外は、本当に殆ど影響の無いレベルのようです。

例えば、500Bq/kgのセシウム(Cs-137)を含む野菜を
100g食べたときの放射線相当量は約1.3μSvです。
健康被害に至る積算で1Sv程度の被曝に相当するためには、
毎日食べ続けて2000年以上かかります。

しかも、ヨウ素、セシウムは水溶性で、水に溶けます。
野菜などから検出されるものは、2種類の要因が考えられて、
一つは土にしみ込んで根から吸い上げたもので、
それ以外は、空中に浮遊している放射性物質や、
雨で降って来た放射性物質などの表面に付着したものです。

前者は内部に溜まっているものなので無理ですが、
後者は、洗えば、かなりの部分の放射性レベルは落ちます。
今回のように短期間での放射線の影響は、後者の比重が高いと思われます。
将来的には、どの程度の土壌汚染が起こったかを調べる必要があると思いますが、
今問題視されている放射線は、洗えば普通にレベルは下がる可能性が高いのです。

しかし、今まで測定されたレベルは野菜を洗う前後で、
放射線レベルがどう変化したかなどの検査は一切されていません。

しかも、同一県内でも、一部の地域の野菜で放射線レベルを超えると、
県内全域で出荷を停止させます。

また、このような検査は全ての都道府県でおこなっている訳ではなく、
被災地に比較的近くても、全くおこなわない県もあります。
結局、今公表されている測定結果は、全てをまんべんなく調べた結果では無いので、
正直に検査したところが馬鹿を見ているのが現状です。

今農家に降りかかっている出荷停止や風評被害は、確実に人災です。
本当に、どうにかして欲しいです。

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